災害被害と住まいについて

毎年、日本のどこかで災害が起きているからこそ

災害と住まい

災害は他人事ではない!

災害は他人事ではない!

皆さんは災害と住まいについて考えたことはありますか?このサイトでは、私の住まい探しや災害ボランティアの経験を通して考えた、災害被害に遭わないための住まいの選び方や、災害に遭ってしまった時の生活についてまとめました。皆さんのお役に立てれば幸いです。

毎年、日本のどこかで災害が起きているからこそ

毎年、日本のどこかで災害が起きているからこそ

大切な住まいを守るために

皆さんは住む場所を決めるときに何を重視しますでしょうか。日常的によく行く場所(職場や学校)までの所要時間、交通(鉄道やバス、道路)の利便性、周辺の環境、行政サービスの良さ、スーパーや病院などの生活施設の充実度、地域のネームバリュー、コミュニティのつながり、治安や快適性など様々な要素があります。
とある不動産ポータルサイトが行ったアンケートによると、交通の利便性、エリア・環境、周辺の生活施設、治安といった要素が住む場所を選ぶときに重視する要素で上位にランクインしたようです。しかし、私はこれらの要素と同じくらい自然災害に対するリスクも重視する必要があると思います。毎年、日本のどこかで死者が出るような大災害が起きていて、同時に多くの家屋が破壊されています。いつ自分が住んでいる地域が大災害に巻き込まれてもおかしくはありません。多額のお金を投じて購入した住まいが住めなくなるのはもったいないですし、保険会社から支払われる保険金だけでは災害が起きる前の住まいを取り戻せないこともあります。万が一、災害に巻き込まれたときには一時的に生活が不自由になっても、自分の住まいは無事であってほしいものです。
このような悲劇に遭わないためにも、住まい探しの時点から災害に巻き込まれるリスクの小さい地域を選ぶことが賢明だと私は思います。私も今まで住まい探しを3回行ってきましたが、3回とも災害のリスクは考えましたし、地元のことに詳しい不動産店の方にも確認しました。そのおかげもあり、本格的に1人暮らしを始めてからの約5年半の間に災害の被害は受けたことはありませんし、避難勧告を受けたこともありません。
私は学生時代から様々な災害(土砂災害、洪水、地震、大雪)の被災地に行って、被害の様子や被害の大きい地域の特徴を見てきました。この文章では、最初に自然災害の被害受けない地域の特徴を災害の種類ごとに説明し、それを基に災害のリスクが小さいと思われる都市を紹介していきます。最後には熊本地震の被災地で復旧ボランティアを行って感じた、被災地での住まいのあり方を書きます。